初歩の用語 その1
研修を受けて思いましたが、結構聞きなれない横文字系、沢山あります(xx;)
初歩の初歩だと思いますが、自然と会話に出てきて、意味を説明できるくらいにしておかないといけない必須用語、見繕ってみたいと思います。
世界保健機関(WHO)が発表した障害に関する国際的な分類
- ICIDH(国際障害分類:International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps)
機能障害があり、社会的に不利な部分を補完する。 - ICF(生活機能分類:International Classification of Functioning,Disability and Health)
機能障害はあるが、残存機能を生かして社会参加につなげる。
ICIDHは1980年に発表され、2001年にICFへ改訂。
「~できない」といった障害のマイナス面に視点をあてるICIDHから、「~したい、~できる」といった生活機能に対しプラス面に視点をあてるICFへと変わり、現在の介護保険制度の考え方の前提になっています!
次は、介護のABC的な用語
- ADL(日常生活動作:Activities of Daily Living)
毎日の生活を送る上で必要な、食事・排泄・睡眠等の基本的な身体動作や移動動作のことをいいます。 - IADL(手段的日常生活動作:Instrumental Activities of Daily Living)
買い物、料理、掃除、外出等のADLを使った日常行動のことをいいます。 - QOL(クオリティー・オブ・ライフ:Quality Of life)
満足して毎日を送れているか?という生活の質をいいます。他には生命の質、人生の質などと訳されるとのこと。
ICIDHやICF同様、初めに100%覚えて理解しないといけない用語です。
略語で呼ばれるリハビリテーション専門職の名称
- PT(理学療法士:Physical Therapist)
- OT(作業療法士:Occupational Therapist)
- ST(言語聴覚士:Speech Therapist)
- ORT(視能訓練士:Orthoptist)
PT・OTは他職種との連携でも書きましたが、どういう役割かも知っておかないといけないです。
用語を覚えるというよりかは、用語の意味を実践できないといけないもの
- インフォームド・コンセント(informed consent )
説明と同意。 - インフォームド・チョイス (informed choice )
説明と選択。
介護の世界ではインフォームド・チョイスが原則です!
実習で訓練をするのですが、実践するにもかなり難しいです…やっていると言葉づかいからへんになっていく感じが…上手い人はうまいのですが(^^;)
- ノーマライゼーション(normalization)
障害者や高齢者が出来る限り、一般の人々と同じ普通の生活が送れる社会を築くという考え方のことをいいます。
特別扱いしてもダメ! 頭でわかってても難しいです(^^;)
介護に関係無く使われる用語で、個人的に知らなかったもの
- ユニバーサルデザイン(universal design)
誰にでも公平に使用できる。 障害の有無や年齢・性別・能力を問わない、全ての人のための製品・環境・空間・建築などのデザインのことをいいます。
- インフォーマルケア(informal care)
家族や友人、地域住民によるボランティア等による、非公式な支援活動のこと。逆に、フォーマルケアは制度に基いた活動のことであり、介護福祉サービスを示します。
- ターミナルケア(End-of-life care)
終末期の医療・看護・介護のことで、主に痛みの緩和などを中心に行われるケアのことです。
今はこれ位でしょうか?
今後、ますます増えてくるのでしょうね…その時はまた!
(^^)/~~~